片づく家づくり
こんにちは。
今月から1年間、住まいのお直し隊のコラムを担当させていただくことになりました、
宮崎のお片づけサポーターfumiyoと申します。
コラムを読んでくださる全ての皆さんに、
“快適な暮らしを手に入れてもらいたい!”
そんな思いで、住まいの整え方をお伝えしていきます。
初回は、『片づく家づくり』についてお話します。
さっそくですが…
あなたは、片づけは好きですか?
実は、私は10年前まで片づけが大嫌いでした。
そんな私が、結婚して暮らしに向き合い、
住まいの問題に直面していく中で、気づいたのです!
「片づけ」こそが、暮らしの快適さを決める最も重要なポイントなのだと。
片づけ方を学び実践し続けてきたことで、今では、片づけにお悩みを持つ
多くのお客様のサポートをさせていただくほどになりました。
ですから、先ほどの質問に対して
「私は片づけが嫌いだ」と思ったあなたも、大丈夫!
片づけが出来るか出来ないかは、生まれ持った能力の問題ではなく、環境や意識でいくらでも
変化させることができるものなのです。
片づく家とは?
では、いつも片づいている家とそうでない家、
いったい何が違うのでしょう?
ズバリ!結論から申し上げます。
いつも片づいている家は、あらかじめ
「片づけやすい仕組み」が作られています。
しかし、散らかりやすい家は、たとえ大きな収納があっても、その収納が仕舞いやすい場所に
作られていないことが多いのです。
では、仕舞いやすい場所とは、具体的にどこだと思いますか?
使う場所の近くでしょうか?
答えは、ノー。
例えば、衣類収納のお話です。
あなたのお家に備え付けのクローゼットがあるとしたら、そこに衣類を収めるのが常識だと
思っていませんか?
もちろん、そのように使っても構いませんが…
実は、本当に「仕舞いやすい場所」というのは、
洗濯をして衣類を乾かす場所、つまり、ベランダやお庭、サンルーム、乾燥機などのすぐそば
なのです。
使う場所ではなく、使い終わった後、最後の最後にそのモノがある場所のそばが仕舞いやすい
場所だというわけです。
ベランダや物干しのすぐそばに収納があれば、
リビングのソファーやラグの上に、乾いた衣類が山のように積み上げられることはきっとない
でしょう。
そう考えてみると、あなたがついつい置きっぱなしにしてしまう場所、その周辺が「仕舞いや
すい場所」ということですね。
衣類で例えましたが、他のモノも、実はほとんどがそうなのです。
ついついダイニングテーブルの椅子に置きっぱなしにしてしまうカバンがあるのなら、ダイニ
ングテーブルのそばにカバン用の収納棚が必要だということです。
テレビのリモコンだって、ソファーの上に置きっぱなしにするのなら、あらかじめソファーの
横に収納する定位置を作って、そこに仕舞うことを家族のルールにしてしまいましょう。
片づけても片づけてもやっぱり散らかってしまうとういう方は、一度ご自身の生活動線を紙に
書き出してみて、そこから仕舞いやすい場所を見つけると、収納場所を決めるヒントになりま
すよ!
さて、次回は『玄関周りにたっぷり収納』をテーマにお話します。
お楽しみに!